以前の記事で、外注化するとノウハウが社内に残らない、と少し書きました。今回はその中身です。
今の会社の話
ニッチな分野の産業機器メーカーです。この分野のものなら、何でもそろいます。ここがプライドのようです。
人が足りない話
少ない人員で、いろんな機器を抱えています。新しい開発というより、製品の供給を続けるための対応が多いです。たとえば、部品が廃品になったときの代替対応です。
人員の割には開発品が多すぎます。なので、外注に頼むことが多くなります。
私は、開発が好きなので、そういう流れには乗らないようなガードを引いてますけど。
外注に頼むと起きる話
外注からは高額な見積もりが出てきます。
普通ならそんな金額では外注に出さないような値段でも、発注して開発を進めます。
成果物は納品され、製品の供給は続きます。
ただ、開発が終わったあと、中身を詳しく把握している人が社内にいません。
内容を聞くなら外注です。
ソースを1行直すのも、外注に頼んでいます。(情けない)
外注からすると、いいカモですね。
設計思想の話
上長は、開発成果物が手に入ればOK、という考えのようです。
私は、そうではないと思っています。
設計思想を知らないままで、それがノウハウと言えるのか。
開発物の設計内容の詳細が自社では把握できてない。
空洞化の中の人の様子
外注の途中成果物を社内で共有し、返ってきた意見をそのまま外注に返す役割の人がいます。(丸投げ係)
自分の考えを挟む場面は、ほとんど見かけません。
また、機構の経験者が、電子機器開発のリーダーになった例もあります。当然、機器の仕様レベルでしか内容がわかってません。
一方で、経験を積んで入社した人も、その流れの中にいます。
流れの中で、外注の成果物を評価するだけの仕事しかしていない。
本人もそれでいいと考えている、ゆでガエルのような人もいます。
考え方かな、それでも関わっていればお給料もらえるんですから。
会社はどう見ているのかの話
ここからは私の読みで、確認はしていません。
経営は、技術部門を「生産を続けるための人間エージェント」と見ているのではないか。
外注費を払えば生産は続く。外注をコントロールできる人が揃っていれば足りる。
そう考えているのではないか、と思っています。
技術部門の求人は、出ていないようです。営業などは出ているのに、です。自然に減っていくのを待っているのかもしれません。
そりゃそうか、外注使って社内にノウハウなんてほとんど持たないんだから。
継承するものもないからか。
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