10/21/2026

現場の空洞化の話

以前の記事で、外注化するとノウハウが社内に残らない、と少し書きました。今回はその中身です。

 

今の会社の話

ニッチな分野の産業機器メーカーです。この分野のものなら、何でもそろいます。ここがプライドのようです。

 

人が足りない話

少ない人員で、いろんな機器を抱えています。新しい開発というより、製品の供給を続けるための対応が多いです。たとえば、部品が廃品になったときの代替対応です。

人員の割には開発品が多すぎます。なので、外注に頼むことが多くなります。

私は、開発が好きなので、そういう流れには乗らないようなガードを引いてますけど。 

 

外注に頼むと起きる話

外注からは高額な見積もりが出てきます。

普通ならそんな金額では外注に出さないような値段でも、発注して開発を進めます。

成果物は納品され、製品の供給は続きます。

ただ、開発が終わったあと、中身を詳しく把握している人が社内にいません。

内容を聞くなら外注です。

ソースを1行直すのも、外注に頼んでいます。(情けない)

外注からすると、いいカモですね。 

 

設計思想の話

上長は、開発成果物が手に入ればOK、という考えのようです。

私は、そうではないと思っています。

設計思想を知らないままで、それがノウハウと言えるのか。

開発物の設計内容の詳細が自社では把握できてない。

 

空洞化の中の人の様子

外注の途中成果物を社内で共有し、返ってきた意見をそのまま外注に返す役割の人がいます。(丸投げ係)

自分の考えを挟む場面は、ほとんど見かけません。

また、機構の経験者が、電子機器開発のリーダーになった例もあります。当然、機器の仕様レベルでしか内容がわかってません。

 

一方で、経験を積んで入社した人も、その流れの中にいます。

流れの中で、外注の成果物を評価するだけの仕事しかしていない。

本人もそれでいいと考えている、ゆでガエルのような人もいます。

考え方かな、それでも関わっていればお給料もらえるんですから。 

 

会社はどう見ているのかの話

ここからは私の読みで、確認はしていません。

経営は、技術部門を「生産を続けるための人間エージェント」と見ているのではないか。

外注費を払えば生産は続く。外注をコントロールできる人が揃っていれば足りる。

そう考えているのではないか、と思っています。

技術部門の求人は、出ていないようです。営業などは出ているのに、です。自然に減っていくのを待っているのかもしれません。

 

そりゃそうか、外注使って社内にノウハウなんてほとんど持たないんだから。

 継承するものもないからか。

 

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